緑の地球ネットワーク

協力プロジェクト
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沙漠化と風砂防止のための防護林
小学校付属果樹園
その他の分野の協力
技術面の協力
その他の分野の協力
▼根への通気性の改善
さまざまな困難を克服し、この事業が「国際協力の貴重な成功例」と評価されるようになったのは、地元の青年たちの奮闘によるものです。協力プロジェクトの現場を日本のスタッフといっしょに回り、寝食をともにしながら議論を重ね、相互理解を深めました。自分たちが植えた木が育てばうれしいし、枯れるとくやしいのです。共通の感情が生まれ、やがて考え方まで似てきます。北京から訪れた中央の幹部が「中国人と日本人とで、どうしてこんなことができるのだ?」といって不思議がるくらい。当時のなかまは大同市の副市長、区や県の党書記などになって、この事業を応援してくれています。

▼菌根菌の活用
1992年からの20年間で植林のため大同を訪れた日本人は延べ3500名。たびたび訪れる人も多く、なかには20回近くの人も。最年少は10か月の横田晴樹くんで、最年長は84歳。地元の人といっしょに汗を流し、農家にホームステイすることもありました。緑の地球ネットワークが独自に派遣するもののほかに、労働組合や企業の活動して取り組まれているものもあります。

▼地元の草の根技術の活用
地元にもすぐれた技術があります。南向きの斜面に苗を植えるさい、等高線に沿って溝を掘り、その土を下手に積んで、土手をつくります。この作業は前年の雨期にします。すると、降った雨が溝の下の地中にたまり、その後の低温で凍結し、翌春まで保存されます。春先、苗を植えるころから、それが融けだし、苗を育てるのです。現場の必要性から生まれた、すばらしい技術です。

▼炭と菌根菌のデータ(PDF)
>> こちらよりデータをご確認ください。